弊社で委託を受けている福用災害の土量解析の記事が2022年11月9日の静岡新聞に掲載されました。

9月の台風15号の崩落現場で撮影した3次元点群データが紹介されています。

島田市福用 3次元点群データ

3次元点群データとは、無数の点の集合体です。各点に位置や色の情報を持っており、対象物の形状や量、位置、高さなど様々な情報を得られます。

今回はレーザースキャナを搭載したドローンを使って上空からレーザーを照射し、被災直後の三次元点群データを取得しました。カメラを搭載したドローンでの写真測量との違いは、対空標識の設置が不要である為、人の立ち入りが困難な場所でも計測ができます。また、ある程度開けている樹木であれば、下の地盤地形までレーザーが到達し、データ取得が可能です。

取得した三次元点群データは、県が公開している被災前のデータと比較し、崩土(青色データ)と堆積土(赤色データ)の算出や断面図作成等を行い、復旧計画に使用しました。

  

          島田市福用 3次元点群データ