このページでは当社のキーワードである「地域にイノベーションを起こす」を手がかりとして、当社求人へのご応募をお考えの方に向けて当社での働き方や実務の現場についてざっくばらんにお伝えします。
当社を含めて測量設計の世界は色々な意味で変革の最中にあります。
働き方も、仕事内容も、仕事の目的自体も新しいあり方にシフトしていく途中です。
地域に拠点を持って地域の仕事をしていくにはどういうやり方があるのか?その方法は今いるスタッフと、これから新しく参加してくれるスタッフと、それからもちろん地域の皆さんと一緒に新しく作っていくしかありません。
このコンテンツでは当社業務の中核を担っている現役若手スタッフ5人がそれぞれの部署や立場の視点から意見を言い、ディスカッションしています。
当社の求人へのご応募をお考えの方はぜひ一読いただき、「自分だったらさらにこんなやり方ができる」というイメージを膨らませた上で募集要項/応募フォームからお気軽にお問い合わせください。
※この座談会は2021年12月に開催しました。
登場人物
ハラダ
電話係/お話聞き係/タイムカード計算/外注管理/人事/癒し係/ムードメーカー/対人スキル
総務営業部
ヤマサキ
測量のためにあちこち出かける人/公共測量/メールにCC入れがち/力仕事担当/忍耐担当/ディスプレイにポストイット貼りがち
空間情報部
イワクラ
謎担当/最先端担当/企画/ゲームエンジン/クリエイター担当/いつも難しそうなことをやっている人
技術開発部
カワイ
工事測量/ドローン操縦/3次元データ/いつも会社にいない人/誰のことも肯定する人/不満を言わない人
技術開発部/主任
ホンマ
妥協しない人/忘れっぽい人/子供思い/道路設計/河川設計/まじめな人
技術部/マネージャー
司会(小野寺)
「地域にイノベーション」なんて…、起こせる?
▼司会
大鐘測量設計のホームページのトップにも載っていますが、会社の基本的なメッセージとして、「地域に、測量設計でイノベーションを。」というものがあります。
これについて詳しくは他のページをご覧いただければ先端技術を用いた取り組みや地域に向けた社会貢献活動のことなどが載っているわけですが、このページでは、実際に業務を担ってスタッフの話を聞きながら「地域にイノベーションなんて本当に起こせるのだろうか?」ということについて考えてみたいと思います。
特に、求人募集への応募を考えてくれている方たちに向けた内容にしたいので、「こんな人が来てくれたらイノベーションの可能性が高まるかも」というような視点が見えてくると良いかもしれませんね。
「イノベーション」というとなんだかモノスゴイことを達成しなければならないような気もしてしまいますが、さしあたりは「今よりちょっと良くするには?」というくらいの考え方で良いかなと思います。ちょっと良くすることの積み重ねが、大きなイノベーションだと思うので。
また、当然ながら大鐘測量設計株式会社自体やそこで働いているスタッフ自身も「地域」の一部です。
必ずしも「地域」という広い範囲を良くしようとしなくても、自分たち自身の働き方や状況を改善していくことも「地域のイノベーション」の一環だと捉えましょう。
…ここまで良いですか?
遠大なテーマを身近なことに引き寄せて考えようとしているので、なかなか思考のスイッチを切り替えるのが難しいところもあるかもしれませんが。
▼カワイ
そこまでは、良いと思います。(笑)
▼司会
では始めましょう。
申し遅れましたが、司会は社外のインタビュアーが務めます。
小野寺と申します。
よろしくお願いします。
各部署のみんなは、どういうふうに働いているの?
▼司会
ではまず、スタッフのみなさん自身のことから聞いてみたいと思います。
今回はあえて部署の異なる皆さんに集まっていただいています。
内勤の方も、外勤の方もおられますね。中途入社の方も新卒入社の方もいて、勤務歴の長さもバラバラです。
まずは今現在、それぞれお互いのことがどう見えているのか、どんな職場だと感じているのかを教えてください。
▼ハラダ
総務営業部のハラダです。
私自身は労務管理などの総務的な業務や、それから人事のことも担当しています。
最近は高卒者の新卒採用も担当するようになりました。
私自身は別の仕事から転職してきて間もないのと、あとは内勤なので、特に測量業務を担当するスタッフは外に出ていることが多いなと感じています。
ヤマサキさんやカワイさんは測量業務が多いので、ほとんど外にいることの方が多いですよね。
そんなわけなので直接の接点は少ないのですが、それでも感じているのは、二人とも感情の起伏が少ないというか、すごく落ち着いた人だなと感じています。慌てたりもしないし。
これは別にこの二人だけではなくて、会社全体にそういう傾向があるかもしれません。
他業種から転職してきて、最初は「体育会系」という感じの職場なのかなと思っていたので、そこはイメージと違っていて驚きました。
▼司会
それは、良いことですか?
▼ハラダ
良いこと。
すごく、良いことです。
みんな優しいし、私にとっては働きやすいなと感じています。
どなったりする人もいないですし。
▼ヤマサキ
空間情報部のヤマサキです。
「測量」が主な担当なので、外に出ていることが多いのは確かですね。
技術開発部のカワイさんも測量が主な担当ですが、私の方は厳密にいうと「公共測量」といって主に行政を顧客とする測量をやることが多いです。現況の地形や地理状況を測量して、地図などの公共的な地形情報の基礎データとするものですね。
▼カワイ
私は「工事測量」といって、実際に工事を行う予定があって、そのための測量がメインです。道路や橋、河川などの工事に関連して現場の状況を正確に把握しなければならないので、そのための測量ですね。
これは工事業者などの民間企業が顧客となることが多いです。
あと、私が若干特殊なのは、測量用のドローンの操縦を担当しているので、ドローンの必要な現場に行くことが多いです。
基本的には測量が多いのですが、一部、ドローンにカメラを積んで動画空撮の仕事というのが入る場合もあります。
「その他業務」のページに、動画の撮影事例を少し載せています。
確かに外に出ていることは多いというか、ほとんど社内にいることが無いので、もしかすると他の社員たちからは「珍しい生き物」みたいに思われているかもしれませんね。
▼ハラダ
「珍しい」という感じは…しなくもないです。(笑)
でも、さっきも言ったけどお二人ともすごく落ち着いているので、仕事はしやすいですよ。
▼ヤマサキ
落ち着いているということでは、ホンマさんもすごく落ち着いた人ですよね。
ホンマさんは設計を担当しています。
僕たち測量チームは設計チームとコンビを組んで仕事することが多いのですが、パートナーがホンマさんの時は安心感があります。
▼ホンマ
それはなんというか…嬉しいですね。(笑)
あ、ホンマです。
技術部という部署で、設計を担当しています。
「設計」は、ヤマサキやカワイのような測量担当の人間から測量データを受け取って、それを元に河川や道路の設計をするのが主な仕事です。
それから新卒入社で勤務歴が長いからというのもあるかもしれませんが、新入社員の教育を担当することも多いです。
▼イワクラ
ハラダさんについて感じていることが一つあって…。
僕にない部分ですごいなあと思っているのですが、「対人スキルが高い」というか、すごくコミュニケーションが上手な人だなあと感じています。
ハラダさんは基本的に社内にいることが多いので、そのおかげで社内の色々なやりとりがスムーズになっている部分があるように思います。
▼司会
イワクラさんについては、他の方から見ていかがですか?
▼ヤマサキ
イワクラさんはカワイさんと同じ技術開発部の所属ではありますが、担当している仕事はかなり違っていますよね。
端的に、技術的に「先端」の部分というか、今まであまりこの会社では扱ってこなかった新しい分野を担当していると思っています。
対人スキルが低いということはないと思いますが(笑)、単純に「新しいこと」を担当しているので、普段どういうふうに働いているのか見えにくいところは確かに少しあるかもしれません。
▼イワクラ
中途入社してきたのも、最近ですしね。
他部署の皆さんにあまり自分のことを説明できていないなあという感じはしています。
ヤマサキさんが「先端」と言ってくれたのですが、今は3DCGとかゲームエンジンなどを使って、防災教育のコンテンツを作ったり動画制作を作ったりしています。
それらは今までの測量会社が扱ってきたような測量データや設計データの延長にあるものではありますが、使い道はまだこれから模索しているようなところです。
3次元データ活用のページに、現在の取り組みを少し掲載しています。
▼ヤマサキ
「クリエイター!」という感じなのかなと思っています。
ちょっと、謎めいた存在ですね。
▼イワクラ
そう言ってもらえるとカッコイイ気がしますね。(笑)
まあ、まだ答えのない新しい分野や、測量設計会社としては取り組んだことのない分野に取り組んでいるので、悩みはすごく多いです。
例えばさっき言った「ゲームエンジン」というのは元々3DCGのゲームを作るためのソフトで測量設計や土木の分野でも最近利用が広がっているものではあるのですが、社内にその使い方を熟知している人がいるわけではないので基本的には自分で勉強を進めなければならないですし。
同じ技術開発部のカワイさんなんかは、似たことに取り組んでいる部分もあるので、協力しながらその部分の仕事も会社の事業として成り立たせていかなければならないわけですが、なんていうか…はっきりしたゴールがあるわけじゃないので、ツラい時もあります。(笑)